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第29回地球環境大賞において「大賞」を受賞
-自然災害のリアルタイム被害予測ウェブサイト「cmap.dev」が評価-

 

2020年2月28日–MS&ADインシュアランス グループのあいおいニッセイ同和損害保険株式会社(代表取締役社長:金杉 恭三、以下 あいおいニッセイ同和損保)、エーオンベンフィールドジャパン株式会社(代表取締役社長:谷水 克哉、以下 エーオン)および国立大学法人横浜国立大学(学長:長谷部 勇一、以下 横浜国立大学)は、フジサンケイグループが主催する第29回地球環境大賞において、最高位となる「大賞」を受賞したことをお知らせします。自然災害による被災建物棟数・被災率をリアルタイムで予測する世界初のウェブサイト「cmap.dev(シーマップ)」(以下、cmap)が高く評価されました。



1.地球環境大賞について
地球環境大賞は、1992年に「産業の発展と地球環境との共生」を基本理念として創設され、企業や自治体、市民グループ、学校を対象とした歴史ある顕彰制度です。各省(経済産業省、環境省、文部科学省、国土交通省、農林水産省)と一般社団法人 日本経済団体連合会の後援、公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン、名誉総裁:秋篠宮殿下)の特別協力を得て開催されています。持続可能な社会の実現に貢献する技術・製品開発、環境保全活動・事業の促進、地球環境保全に対する一段の意識の向上を目的として実施されているものです。

◆「地球環境大賞」ホームページ http://www.fbi-award.jp/eco/about/ 


2.cmapの概要
cmapは、台風・豪雨・地震による被害が発生した際、被災建物予測棟数・被災率を市区町村毎に予測し、リアルタイムで地図上に表示する世界初※のウェブサイトです。平時でも、過去に発生した主な台風・豪雨・地震を用いたシミュレーションや、世界中の気象情報を確認することができます。

地域の皆さまにもご利用頂けるよう一般公開しています。パソコンやスマートフォンなど、あらゆるデバイスから24時間365日どなたでも閲覧いただくことができます。
◆「cmap.dev」URL:https://cmap.dev
※ 2019年6月あいおいニッセイ同和損保調べ

<イメージ>

<過去の主な台風の経路> <2019年10月台風19号の被災建物棟数予測>
 
3.受賞内容について
近年、気候変動が要因と考えられる大規模な自然災害が国内外で相次いで発生し、人々の生活や企業活動、貴重な自然環境に大きな被害を与えています。自然災害発生時は迅速かつ適切な初動対応が急務となりますが、情報不足により被災地域や被災規模の推定は困難を伴います。

情報不足に陥りやすい被災直後でも、被災建物予測棟数や被災率を市区町村毎にリアルタイムで予測・公開するcmapは、地域の安全を担う公的機関や被災された自治体にとって参考情報のひとつとなり、初動対応の一助となることが期待されます。迅速な救助・支援活動に貢献し、防災・減災につながる点が高く評価され、第29回地球環境大賞において「大賞」を受賞することとなりました。
今後、cmapが地域のみなさまの迅速な避難・救助活動に広く利用され、安心・安全な社会づくりに貢献するよう、機能拡充等に努めてまいります。


 


本件に関するお問い合わせ先
 
エーオンベンフィールドジャパン株式会社
広報 齊藤 TEL:03-4589-4430 / E-mail:[email protected]
 
プレスリリースPDF 
第29回地球環境大賞において「大賞」を受賞