専門職業賠償リスクへのソリューション

 

一般的な賠償責任保険では補償対象外となる、純粋経済損を補償
E&Oとは、Errors & Omissionの略語で、E&O保険は、業務遂行上の過失や怠慢によって顧客に生じた経済的損失を補償する保険です。一般的な賠償責任保険では、身体障害または財物損壊の発生が保険金支払要件となりますが、E&O保険では身体障害や財物損壊の発生しない経済的損害（純粋経済損害）を補償することが可能です。

 

製造業者向けE&O保険

従来型の生産物賠償責任保険（PL保険）では、第三者の身体または財物の損壊が発生していない場合、補償の対象外となります。例えば、納入した製品が原因で事故が発生するおそれが発覚した場合や、納入した製品の不具合によって後続作業が停止したことによる損害等を補償するためには、E&O保険を手配する必要があります。

 

＜生産物賠償責任保険（PL保険）とE&O保険の関係＞

	ＰL保険	E&O保険
第三者の身体・財物損壊	〇	×
第三者の身体傷害・財物損壊を伴わない純粋経済損	×	〇

 

海外の取引先から保険加入を求められる保険

E&O保険は、CGL保険やアンブレラ保険などの一般的な賠償責任保険では補償対象とならない「純粋経済損害」を補償するものであることから、CGL保険やアンブレラ保険と同様に、海外の取引先と締結する標準的な契約書において、E&O保険への加入が求められるようになってきています。海外企業との取引を行う場合には、前もってご採用いただくことで海外企業との契約手続きもスムーズに行えます。

 

製造業者向けE&O保険の事故例

次のような事故によって、「純粋経済損害」が生じた場合に補償対象となります。

• 仕様に合わない部品の供給
• 仕様に合わない金型の納入
• 誤った素材の仕様
• 欠陥品の納入
• 誤配送
• 警告ラベルの貼付漏れ
• 納入遅延

※保険会社によっては対象外となる事例もあります。

 

E&O保険ご採用のメリット

E&O保険ご採用のメリットには、上述の純粋経済損害の補償や海外企業との取引の円滑化以外にも次のようなものがあります。

事務手続きの簡素化	CGL保険と同じように、対象となる業務遂行を包括的に対象とする契約方式が可能ですので、その場合には、保険の更改手続きなど保険契約の事務手続きが簡素化されます。
保険料削減	包括的な契約方式の場合には、保険会社の事務コストを削減したりすることで保険料削減が可能となります。

 
 

E&O保険についてエーオンをご採用いただくメリット

補償の合理化	全世界で活動する当社の知見に基づき補償の合理化が可能です。
ベンチマーク	保険の限度額をどのようにすればよいか悩まれるお客様は多くいらっしゃいます。当社では、全世界の様々な国や地域の保険情報を業種別に蓄積していますので、お客様にベンチマーク情報としてご提供することができます。ベンチマーク情報をご活用いただくことで、合理的な水準の限度額を設定いただくことが可能です。
クレームサービス	当社の交渉力をご活用いただくことにより、保険会社との交渉を適切に進めることが可能となります。

 
 

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